Box(カリフォルニア州)は、Enterprise Plusプランの顧客に対し、Box AI for Hubs、Documents、Notesのクエリ制限を撤廃すると発表。新機能として、GPT-4oとの連携や画像、スプレッドシートファイルのサポート、新開発者ツールを追加予定。

アーロン・レヴィCEOは「AIは企業のコンテンツ扱いを変え、非構造化データからのインサイト抽出やビジネスプロセスの自動化を可能にする」と述べ、Box AIの拡張により顧客がさらなる価値を得られると強調。ベン・クスCTOもAIのコスト低下による効率性向上を指摘し、クエリ制限撤廃の背景を説明。

IDEXXのケン・グレイディCIOは、クエリ制限撤廃による無制限のAI利用が組織全体でのAI導入を容易にするとコメント。Box AIの新機能には、GPT-4o連携、対応ファイル形式の追加、新メタデータAPIが含まれ、これらは年後半にリリース予定。

Box AIは、既に多くの企業がビジネスコンテンツの管理に活用しており、Azure OpenAI ServiceやGoogle CloudのVertex AIとの連携も可能。IDCのエイミー・マチャド氏は、Box AIのクエリ上限撤廃が企業のAI導入を促進すると評価。GPT-4oへのアクセスや新ファイル形式のサポートは、Enterprise Plusプランに含まれ、Box AI for Metadata APIはベータ版として提供中。詳細はBoxのブログで確認可能。

出典:プレスリリース