アルサーガパートナーズ株式会社の代表取締役である小俣泰明氏が、不動産テック協会主催の「2023年第一回AI活用推進部会」に登壇しました。このイベントでは、ChatGPTに焦点を当て、不動産領域に限定せずにChatGPTの知識を広く学び、ビジネスシーンでの活用イメージを持つことを目的としています。小俣氏は、「アルサーガが提供するGPTソリューションの最前線」について紹介し、日本におけるChatGPTの活用予測についてパネルディスカッションを行いました。アルサーガパートナーズが行ったChatGPTに関する経営者の意識調査によると、ChatGPTの利用を制限している企業の主な理由は「情報漏洩や著作権侵害などのリスクへの懸念」であることが明らかになりました。そのため、多くの企業がセキュリティ上の懸念を解消するために、直接的なChatGPTの利用を制限し、社内でGPT環境を構築して活用する動きが広がっています。アルサーガパートナーズは、企業がGPTを導入するプロセスとして以下の四つのフェーズで進めることがベストプラクティスだと考えています。社内でGPTを導入する企業は増加傾向にありますが、導入後、社内での浸透が進まないといった相談も少なくありません。しかし、最終的にクライアント向けのGPTサービスを提供するためには、社内でGPTを活用し安全性や品質の高さを理解するフェーズが必要です。そのため、社内情報を集約した社内向けのGPTを提供することで、全従業員の協力体制の醸成をしつつGPTとDXリテラシーを向上させることが重要です。パネルディスカッションでは、小俣氏がChatGPTに初めて出会った時の感想について語りました。彼はChatGPTの登場がプラットフォームに大きな変革をもたらしたと考えており、先手を打った企業がビジネスでリードすることができると述べました。また、小俣氏は社内のGPTが全ての情報を理解しているため、今後は社内検索の必要性がなくなり、GPTだけを使用することで効率的な業務が可能になると予測しています。イベント参加者の反応は非常に好評であり、アンケート結果によると、参加者の85％以上が小俣氏の講演を「とても有益だった」と評価しました。アルサーガパートナーズは行政機関や大手法人からの発注を受けており、今後もChatGPTの活用を推進していく予定です。セキュリティの懸念に注意しながら、UX/UIデザイン戦略を考慮し、最適なソリューションを提供しています。アルサーガパートナーズのGPTソリューションは、視覚効果による認知の向上を重視し、UX/UIの工夫による回答認知向上を想定したデザインを行っています。また、無料法人向けGPT『ARSAGA INSIGHT ENGINE』の提供により、法人ユーザーのGPT活用も支援しています。ChatGPTは今後も成熟と進化を遂げることが期待されており、アルサーガパートナーズは引き続き研究開発に注力し、革新的なソリューションの提供を目指しています。