大手データ会社であるClouderaは、パブリックとプライベート クラウドの両方におけるNVIDIAテクノロジーのサポートを拡大すると発表した。この動きは、顧客が人工知能向けの最上位アプリケーションをより効率的に構築および展開できるよう支援することを目的としている。ClouderaとNVIDIAとのコラボレーションの最新段階では、さまざまなクラウドプラットフォームにわたるデータ エンジニアリング、機械学習、人工知能のための多世代のGPU機能が導入されているとのこと。

Cloudera Data Platformの主要コンポーネントであるCloudera Machine Learning （CML）サービスは、パブリッククラウドおよびデータ センターで高度なNVIDIA H100 GPUをサポートするようになった。この次世代アクセラレーションによりClouderaのデータプラットフォームが強化され、より迅速な洞察とより効率的なAIワークロードが可能になる。その結果、企業は大規模なデータセットでモデルを微調整し、実稼働環境で大規模なモデルをホストできるようになる。CMLの堅牢なセキュリティーとガバナンスにより、企業はデータセキュリティーを損なうことなくNVIDIA GPUのパワーを活用できるという。

Cloudera Data Engineering （CDE）は、ユーザーが信頼性の高い実稼働対応のデータパイプラインを構築できるサービスであり、NVIDIA Spark RAPIDSも統合されている。この統合により、リファクタリングを必要とせずに、抽出、変換、読み込み（ETL）ワークロードが高速化される。既存のSpark ETLアプリケーションをGPUで高速化できるようになり、GPUの使用率が向上し、NVIDIA顧客の投資収益率が向上することが実証されたとのことだ。