Lightning AIは、AI開発を強化するために設計された新しいクラウドベースの仮想環境である「Lightning AI Studios」を発表した。このプラットフォームは、AI研究者と開発者が協力してAIアプリケーションを簡単に開発できるスペースを提供することで、AI作成に必要なリソースが不足している従来のラップトップの制限に対処するという。

PyTorch Lightningで知られるこの企業は、大規模モデルのトレーニングの経験を活用して、統一された開発エクスペリエンスを作成する。Lightning AI Studiosは、モニタリング、トレーニング、データ準備など、AI開発に必要なさまざまなツールを単一のインターフェイスに統合するため、開発者が複数のプラットフォームを切り替える必要がなくなるという。

Lightning AI Studiosは、AI開発プロセスを合理化するためのさまざまな機能を提供する。ユーザーは、事前に構築されたテンプレートにアクセスし、プロジェクトを簡単に拡張し、カスタムツールを統合または構築できる。このプラットフォームは汎用性が高く、個人開発者、新興企業、大企業に対応しており、既に医療や環境研究などのさまざまな分野で使用されているとのこと。

プラットフォームの価格構造は、個人の開発者向けの無料利用枠と、プロフェッショナルおよびエンタープライズユーザー向けの追加の利用枠を備え、アクセスしやすいように設計されている。Lightning AI Studioを使用すると、プライベートインフラストラクチャーでの柔軟なデプロイが可能になり、プライベート データでの安全なモデルのトレーニングとデプロイが保証されるとのことだ。