アドバンテック（東京都台東区）は、エッジAIサーバー「AIR-520」を発表した。このサーバーはAIトレーニングと推論を効率的に行うために設計され、最新のGPU技術を搭載している。産業アプリケーションに適した豊富なラインナップと開発支援ツールを提供する。

同社は、Phison社の「aiDAPTIV+」技術に対応した「AIR-520」を販売開始する。AMD EPYC 7003シリーズプロセッサやNVIDIA GPUカードを搭載し、開発支援ツール「AIR-520 for Gen AI Applications」と「NVIDIA AI Enterprise」を通じて迅速な運用を実現する。

「AIR-520」は、最大4枚のNVIDIA GPUカードと「aiDAPTIV+」、「SQ ai100 AI SSD」を使用してLLMの微調整を可能にする。インターネットを介さずオンプレミスで実行できるため、安全な環境で効率的なトレーニングが行える。

「AIR-520」は、「L13B」、「L33B」、「L70B」、「L70B Plus」の4モデルをラインナップしている。各モデルは特定のアプリケーションに最適化されており、コスト効率と設置の容易さを兼ね備えている。また、専用ソフトウェア「AIR-520 for Gen AI Applications」を提供し、生成AIの開発を加速する。