Agora（カリフォルニア州サンタクララ）は、OpenAIのRealtime APIと統合した新しい会話型AI SDKを発表。開発者は、アプリに自然な音声主導のAI体験を容易に導入できるようになる。この技術は、ユーザーにこれまでにないインタラクションを提供することを可能にする。

「リアルタイムの会話型AIは、技術の恩恵を広げる次のステップ」とAgoraのCEO Tony Zhao氏。AgoraのSDKは、同社のリアルタイム音声ストリーミング機能とOpenAIの自然な音声インタラクションを組み合わせる。

Agoraの技術は、200カ国以上で毎月600億分のリアルタイムインタラクションを支えるネットワークを利用。OpenAIのAPIを通じて、人間のような音声インタラクションを実現し、AIエコーキャンセルやノイズ抑制機能も搭載。

GreppのCEO Samuel Lim氏は、「Agoraの技術で、インタラクティブAI学習アシスタントを統合し、スキル評価を強化し、教育サービスをグローバルに拡大する新たな機会を生み出す」とコメント。WyzeのCEO Yun Zhang氏も、AgoraのSDKにより、AIとリアルタイム音声インタラクションをIoT製品に統合できると述べる。

Tony Zhao氏は、「OpenAIとの統合で、AI分野に創造性と有用性の波が押し寄せる」と締めくくり。AgoraのSDKとOpenAIのAPIを活用し、開発者が想像し構築できるアプリの範囲が広がると期待される。詳細はAgoraのウェブページで確認できる。