AGREEBIT（愛知県名古屋市）は、AIを活用した意見集約・分析サービス「D-Agree」を提供。同サービスは国際特許を取得し、自治体などでの導入が進んでいる。東京都武蔵野市では、教育企画課と企画調整課がD-Agreeを活用し、市民からの意見を集めている。

武蔵野市教育企画課は、新たな学校教育計画策定に向けてD-Agreeを用い、意見募集を実施中。期間は2024年8月15日から9月30日まで。企画調整課も、市の長期計画策定に際し、D-Agreeを通じてオンラインで意見を収集している。期間は2024年9月2日から9月24日。

D-Agreeは、AIが議論のファシリテーションを自動で行い、大規模な意見集約を可能にするサービス。開発者は京都大学の伊藤孝行教授で、マルチエージェントシステムや集合知の研究で知られる。AIによるリスクマネジメント機能も備え、議論の炎上を防ぐ。

さらに、D-AgreeではAIが意見集約後の要約も行う。従来のファシリテーションセンテンスに加え、要約機能を新たにリリース。GPTと連携し、より自然な日本語での議論を促進する。AGREEBITは、D-Agreeの利用企業を積極的に募集している。詳細やお問い合わせは公式サイトで。