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アイラト（宮城県仙台市、AiRato Inc.）は、山梨県が実施する「第５期TRY！YAMANASHI！実証実験サポート事業」に選ばれたことを発表した。この事業は、山梨県全域を対象に最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業などの実証実験を全面的にサポートするものだ。アイラトは、AIを用いた放射線治療の社会実装を目指しており、今回の採択はその一環となる。また、アイラトは共同研究先の東北大学から、開発したAI自動放射線治療計画ソフトウェア（AIVOT,アイボット）のプロトタイプを用いた前立腺癌に対するAI自動放射線治療計画の有効性の後ろ向き評価の結果を公開した。これにより、AIを用いた放射線治療の可能性がさらに明らかになった。今回の提案企画は、「定位放射線治療（ピンポイント照射）用治療計画支援サービスの開発」だ。具体的には、放射線治療の中で最も難易度の高い肺癌の定位放射線治療AIモデルの開発および実用化検証を行い、成果的に利用される肺癌定位放射線治療計画AIのYAMANASHI modelの開発を目指す。これにより、放射線治療の精度と効率性が向上することが期待されるという。