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グローバル・ブレイン（東京都渋谷区）が運営するANA未来創造ファンドは、Sakana AI（東京都港区）への出資を実施した。Sakana AIは自然界の原理を応用した生成AI基盤モデルの開発を目指す企業である。計算量の増大という課題に対し、効率化・高度化・自動化の手法を開発中だ。

Sakana AIは「Evolutionary Model Merge」という新手法を2024年3月にリリース。6月にはLLMを用いたトレーニング方法も発表した。経済産業省やNEDOの「GENIAC」プロジェクトにも採択され、AI開発における日本の役割を拡大している。

グローバル・ブレインはSakana AIのビジョンと技術力を評価し、出資を決定。ANAホールディングスと連携し、経営支援を行う。同社は2024年に複数のファンドを通じた出資実行も発表している。

Sakana AIは2023年7月に設立された。生成AI基盤モデル開発を事業内容とし、CEO David Haが代表を務める。ANA未来創造ファンドは80億円の運用総額を持ち、新規事業創出などに投資対象を定めている。