コンカー（東京都千代田区）はAIとビックデータを駆使し、経費精算を不要にする新機能を発表。2025年春に予定されるAI不正検知サービス「Verify」で「承認レス」を実現すると発表した。同サービスは、経費申請後のAIによる自動チェックを行い、高速かつ高精度な監査を可能にする。

「Verify」は30種類以上の監査項目をカバーし、不正検出や領収書の整合性確認などを行う。コンカーの経験豊富なAuditorによる二重チェックも導入され、より信頼性の高い監査体制を整えている。また、SAP ConcurのAI新機能として、管理者サポートや出張申請の自動見積もりなどがリリース予定である。

コンカーは、AIとビックデータを活用したサービス拡充を進めており、間接費業務の自律運用を目指している。SAP Concurは世界規模で利用されており、膨大なデータ量と長年の実績を活かしたサービス展開が期待される。橋本社長は「AI x ビックデータカンパニーとして進化し、業務変革に貢献する」とコメントしている。

コンカーは、SAP Concurの日本法人として2010年に設立された。経費精算、出張管理、請求書管理を中心に、企業の間接費管理の高度化と従業員の働き方改革を支援するクラウドサービスを提供している。詳細は公式サイトで確認できる。SAP Concurは、出張、経費、請求書管理を統合したソリューションを提供し、業務の効率化をサポートしている。