ベストティーチャー（東京都渋谷区）は、英作文添削の品質向上を目指し、生成AIを活用した新機能を開発。全講師にベータ版を提供し、フィードバックを基に改善を進めている。同社は「書いて、話す」をコンセプトにしたオンライン英会話サービスを展開。英作文添削は学習効果を高める中核であり、迅速かつ充実した添削が求められる。

生成AIの活用は、英語学習の新たな潮流。ベストティーチャーでは、多様な視点での指導と文脈理解の重要性を認識しつつ、AIの言語処理能力に依存する課題も把握。誤った添削の検知が困難な点も課題として挙げられている。

新機能の開発では、講師の添削作業効率向上、添削精度の向上、品質向上を目的としている。ChatGPT APIを利用し、生成AIによる添削提案を実装。初期テストではポジティブなフィードバックを得たが、添削箇所と解説の不一致などの課題も浮上。これらに対し、ファインチューニングを行い、改善を進めている。

ベータ版リリース後、講師からのフィードバックを受け、半数以上が目的達成と評価。特に代替表現の提案が役立つとの声が多い。しかし、正確性や自然さに課題を感じる講師もおり、改善が続けられている。ベストティーチャーは、高品質な添削を提供するため努力を続ける方針だ。

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