キャプテラは、世界12カ国のプロジェクトマネージャー2,500名に対する調査を実施し、AI導入の効果についてのデータをまとめた。調査結果は、キャプテラのウェブサイトに掲載されており、詳細は記事文末で確認できる。プロジェクト管理におけるAIの最大のメリットは「生産性と効率性の向上」であり、63%のプロジェクトマネージャーがその効果を実感しているという。

日本のプロジェクトマネージャーは、AI導入における「限界の理解」に改善の余地があることが明らかになった。調査によると、AIの「限界を理解している」と答えた日本のPMは80%に上るが、12カ国平均の91%と比較すると低い。また、「AIの導入を成功させる自信がある」と答えたのは85%で、これも12カ国平均の94%より低い。

一方で、プロジェクト管理におけるAI導入のデメリットとしては、「AIの限界やバイアスに関する不安」が51%と最も多く挙げられた。これにはAIの精度に対する誤った信頼や、ステークホルダーのAIへの恐怖や懐疑的な見方などが含まれる。これらの課題は、AI技術の理解を深め、適切なトレーニングやポリシーを確立することで解決される可能性がある。

キャプテラの調査は、プロジェクトマネージャーがAIをどのように活用し、どのような課題に直面しているかを明らかにするために行われた。AIの導入がプロジェクト管理の生産性と効率性を高める一方で、日本では特にAI技術への理解不足が課題となっていることがわかった。詳細はキャプテラのウェブサイトで確認できる。