Cloudflare（サンフランシスコ）は、サーバーレスAIプラットフォーム「Workers AI」に新機能を追加したと発表。これにより、アプリケーションは高速な推論や大規模モデルの利用が可能になる。同プラットフォームは、世界中でAIアプリケーションの構築を可能にし、ユーザーに近い場所でAI推論を実行する。

同社のネットワークは、AIの導入におけるネットワークスピードのボトルネックを解消するため、世界180都市以上にGPUを配置。これにより、低遅延の環境を提供し、AIプラットフォームのグローバル展開を実現している。マシュー・プリンスCEOは、AIの日常生活への統合においてネットワーク速度の重要性を強調。

新機能として、「Workers AI」のパフォーマンス向上や大規模モデルへの対応強化が挙げられる。また、「AI Gateway」の永続ログにより、AI利用のモニタリングと最適化が改善される。さらに、「Vectorize」のクエリ性能が向上し、最大500万ベクトルのインデックスに対応、クエリの待ち時間も大幅に短縮された。

Cloudflareは、インターネットの高速化とセキュリティ強化を目指す企業。そのコネクティビティクラウドは、世界中の組織や個人に対し、高速かつ安全な接続を提供する。詳細は公式サイトやブログで確認できる。