クラフター（東京都）は、労働人口減少に伴う労働力不足への対策として、AIを活用した業務の効率化を試験的に導入した。公的機関として多くの文書を取り扱う同社は、過去の会議録や広報文書の作成・要約、業務マニュアルの確認などをAIで効率化することを目指している。

現在、医事課や施設課、総務課など様々な部門で「Crew」というプラットフォームを利用している。このシステムは、挨拶文の作成や文書の要約、誤字脱字のチェックなど、幅広い用途に活用されている。さらに、医事統計データを用いた経営分析など、院内データの活用も検討中である。

「Crew」は、ChatGPTをビジネスで安全に利用するためのプラットフォームであり、センシティブ情報の検出や従業員の権限管理、社内文書に基づく会話支援などを提供している。また、プロンプトテンプレートや大規模言語モデル（LLM）にも対応し、フローチャートや画像からの回答生成も可能だ。

クラフターは、多様な個性を尊重する働き方を推進し、経営経験を持つメンバーが多く在籍している。マネックスグループの完全子会社として、新経営体制のもとで販売を強化し、社会的信用のある事業を展開している。詳細やお問い合わせは、公式ホームページから可能だ。