大広（東京都港区）と大広WEDO（東京都港区）は、生成AIを用いたマーケティング支援プラットフォーム「DDD-AI」を開発した。Laboro.AI（東京都中央区）の支援を受け、ChatGPTなどのAI技術を集約。企業のマーケティング活動を強化するため、まずは社内での利用を開始し、将来的にはクライアント企業への支援にも応用する計画だ。

「DDD-AI」には「TribeAI」、「BrandDialogueAI」、「ToiBoxAI」というツールが含まれる。これらは顧客の声を分析し、ブランドや商品に関する顧客の価値観を明らかにする。例えば「TribeAI」は、SNSの投稿を分析し、ヘアケア商品のターゲット顧客を短時間で特定することに成功した。

また、「BrandDialogueAI」はChatGPTにブランドの人格を与え、顧客との1対1の対話を可能にするAIチャットボットだ。従来のチャットボットと異なり、より深い顧客との対話を実現する。一方、「ToiBoxAI」はAI同士のワークショップを通じて新たなアイデアを生み出すツールとして機能する。

大広と大広WEDOは、これらのツールを活用し、顧客との対話を通じたマーケティングの新たな手法を提供する。顧客の声を集め、分析し、新しい価値を創出することで、企業のマーケティング活動を幅広く支援していく方針だ。