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DigSense、食品の風味をAIで定量化
Generatived
25/4/9 0:00
DigSense(静岡市)は、静岡県立大学食品化学研究室と共同で、食材の風味相性を数値化するAI「F-index Pairing」を開発。2025年4月14日には、この技術を用いた「AlomaEdge-ACE-」の販売を開始する。
食品のおいしさは食材の組み合わせによって決まるが、DigSenseの「F-index Pairing」は従来の理論を進化させ、風味の類似をAIで解析。例えば、唐辛子と生姜が「辛味」という共通風味で高相性と判定されるような新しいペアリングが可能になる。
「AlomaEdge-ACE-」は、静岡県立大学の研究データを基に開発されたマスキング・フレーバーオイル。シトラスジンジャーの香りを軸に、大豆ミートなどの風味改善に効果を発揮し、企業からの関心も高い。
DigSenseの辻凌希最高技術責任者は、「AIによる“おいしさ”の設計支援が可能になった」と述べ、風味を言語化することでより人間の感覚に近い解析が行えるとしている。同社は今後もAIと感覚科学を活用したおいしさ設計技術の開発を進める。