Flucle（大阪市中央区）は、社会保険労務士向けの「労務相談AI」を搭載した「HRbase PRO」の提供を行っている。同社はジェネシア・ベンチャーズを含む8社から約2.3億円の資金を調達し、プレシリーズAラウンドを完了した。

「HRbase PRO」に搭載されたAIは、ChatGPTと異なり、根拠情報が明確で関連資料を表示する機能が評価され、利用顧客が6か月で1.5倍に増加。Flucleは労務とテクノロジーを融合し、専門家レベルの回答生成を目指している。

今回の資金調達により、Flucleは開発体制の強化と人材採用を進め、提供スピードと精度の向上を図る。AIと社労士のプラットフォームを構築し、労務コストを削減する目標を掲げている。

投資家からは、労務領域の非定型業務に対する支援や、社労士事務所の課題解決に貢献するサービスとして期待の声が上がっている。Flucleは今後も「働くをカラフルに」というミッションの実現に向けて、労務管理サービスの提供を進める。