グローバル・ブレイン（東京都渋谷区）は、GB9号ファンド、KOIF3号、SMBC-GBグロースファンドと共に、Sakana AI（東京都港区）への出資を実施した。KOIF3号は追加出資、他は新規出資である。Lux Capital、Khosla Ventures、New Enterprise Associatesがリードし、NVIDIAも参加する本ラウンドで、国内VCとして中心的な役割を果たす。

Sakana AIは、自然界の原理を応用した生成AI基盤モデルの開発を目指すスタートアップだ。計算量の増大という課題に対し、効率化、高度化、自動化を目指す新手法を開発中。2024年には「Evolutionary Model Merge」をリリースし、LLMのトレーニング方法も発表した。

同社は「GENIAC」プロジェクトにも採択され、日本やアジアの重要な課題解決に貢献するAI開発を進めている。グローバル・ブレインはSakana AIのビジョンと技術力、研究実績を評価し、事業成長に向けた経営支援を行うとしている。