ヒューレット・パッカード エンタープライズ（東京都江東区）は、AI搭載のネットワーク管理ソリューション「HPE Aruba Networking Central」にOpsRampを統合し、サードパーティ製ネットワーク機器の監視機能を追加すると発表した。CiscoやJuniper Networks、Palo Alto Networksなどの機器も対象とし、AIによるインサイトを基にした対応を拡張する。

同社の新機能では、ネットワークデバイス構成エンジンが改善され、ネットワークの可観測性を拡張。AIが生成するネットワーク最適化機能も強化され、顧客の増加とデータレイクの拡大に対応する。デイビッド・ヒューズ氏は、AIによる自動化の改善で、クラウドネイティブ管理を加速し、顧客ニーズに応えると述べた。

OpsRampの統合により、様々なベンダーの無線アクセスポイントやスイッチ、ルーター、ファイアウォールからのインサイトがHPE Aruba Networking Centralに追加される。これにより、異機種混在ネットワークの盲点を解消し、健全性の監視と迅速なトラブルシューティングが可能になる。

HPE Aruba Networking Centralは、利用者体験を監視するDigital Experience Monitoring機能にUXI監視機能を統合し、インサイトを強化。ユーザーからアプリケーションにわたるSLAの順守状況を継続的に監視できるようになる。さらに、新しい階層型構成機能やAPIをデバイス管理機能に追加し、大規模ネットワークの効率的な構成を支援する。