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IBM（ニューヨーク州アーモンク）とSalesforce（サンフランシスコ）は、AIとデータの統合を強化するためのパートナーシップを拡大すると発表した。IBM watsonx AI and Data Platformの機能がSalesforce Einstein 1 Platformに統合され、組織はデータ主導の意思決定を行い、業務フローの中で直接アクションを起こせるようになる。

IBM watsonxとGraniteモデルは、SalesforceのEinstein 1 Studioと統合される予定であり、顧客は自社のビジネスニーズに合わせた大規模言語モデル（LLM）を選択できるようになる。これにより、生成AIをCRMユースケースに導入する企業は、特定のビジネスニーズに適したLLMへのアクセスが可能となる。

IBMはSalesforce Zero Copy Partner Networkに参加し、IBM watsonxとSalesforce Data Cloud間のゼロコピーデータ統合を可能にした。これにより、企業はデータを安全かつコスト効率の高い方法で接続し、アクションを起こせるようになる。また、Salesforce社はAI Allianceに加盟し、信頼できるAIツールの提供を継続することで、責任あるAI開発への取り組みを強化している。

Salesforce社のラウール・アウラドカー氏は、双方向のデータ統合により企業がデータを迅速に調和させ、データ主導の意思決定を行い、統合エクスペリエンスを提供できると述べた。IBMとSalesforceの協力により、企業は複雑な生成AIの状況を容易にナビゲートし、ビジネスニーズに合った適切なLLMを選択できるよう支援される。