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イミロン（東京都千代田区）は、Abelia Capitalを引受先として、シードラウンドで6千万円の資金調達を行った。同社はこの資金を用いて、研究開発の強化と人員の拡大を進める計画だ。論理学に基づく技術を駆使し、システムの信頼性向上に貢献するサービスの提供を目指す。

提供するサービスは、製品開発ライフサイクル全体をカバーする要求仕様の形式記述・解析技術や、数学的証明に基づく自律システムの安全性論証技術などがある。また、ビッグデータ処理によるリスク解析技術も開発しており、高リスクシーンの特徴を論理的に自動生成する。

Abelia Capitalの代表パートナー仁木隆大氏は、イミロンへの投資について「自動運転システムの社会実装フェーズへの移行、生成AI活用の加速に伴い、"ブラックボックスシステム"の社会受容性が重要なテーマである」とコメント。イミロンの技術が社会に必須となるとの確信を示し、同社の成長を支援する意向を表明した。

イミロンは、国立情報学研究所の研究を基に設立されたテクノロジースタートアップである。安全で信頼性の高いシステムの開発を目指し、形式仕様による自動検証技術を開発している。同社は、ミッションクリティカルなシステムに対するエンジニアリングプラットフォームの提供を目標としている。