ServiceNow（ニューヨーク）は、AIエージェントをNow Platformに統合し、ITやカスタマーサービスなどの分野で生産性を向上させると発表した。AIエージェントは組織データを基に高度な推論を行い、プロセスに人を組み込むと同時に監視とガバナンスを強化する。11月にはCSMとITSMのAIエージェントがリリースされ、解決時間の短縮と生産性の向上が期待される。

ガートナー®の予測によると、2028年までに生成AIサービスとのやり取りの3分の1がアクションモデルやautonomous agentsを使用するようになるという。ServiceNowのAIエージェントは、Now Platform上でリアルタイムアクセスを提供し、文脈を理解してパーソナライズされた応答を行う。また、堅牢な監視を可能にするガードレールが組み込まれ、組織はガバナンスレベルを柔軟に追加できる。

ServiceNowのジョン・シグラー氏は、「Agentic AI戦略を発表し、大きな前進を遂げた」と述べた。AIエージェントは自律的に動作し、タスク処理やプロセス管理を行い、従業員と協働する。Now Assist Skill Kitの発表により、企業はServiceNowプラットフォーム上でカスタム生成AIスキルを構築、テスト、展開できるようになる。

Now Assist Skill Kitは本日から利用可能で、CSMとITSMのAIエージェントは11月に限定リリースされる。ServiceNowは、AIエージェントのチームが熟練した管理者のように動き、タスクやワークフローを管理することを目指している。これにより、組織はAIを活用したワークフローを推進し、生産性を高めることができる。