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すららネット（東京都千代田区）が開発したAIを活用したアダプティブな対話式ICT教材「すらら」が、愛媛県を中心に展開する寺小屋グループの未来型教室「FLaT」で、2025年春から小学生と中学生を対象に導入される。地方の学習塾市場の課題解決と自立学習支援を目指す。

「すらら」は、個別最適化学習を提供するFLaTで使用され、特に中学生向けに目標設定と進捗管理を重視した指導体制が構築されている。しかし、小学1～3年生には紙教材が主流で、教育課題が存在していた。これらを解消するために「すらら」の提供が決定した。

寺小屋グループは、FLaTでの小学生への学習支援強化に「すらら」を活用することで、子どもたちが楽しみながら「自ら学ぶ力」を育むことを期待している。平尾大二郎氏は、保護者のニーズに応え、学習の足あとがデータとして残ることの重要性を強調している。

一方で、奥田謙介氏は「すらら」の導入により、小学生低学年からの一貫した学習スタイルを目指し、地方から全国への展開を視野に入れている。教育の未来を見据え、寺小屋グループとすららネットは共に学習塾の新たな可能性を追求していく。