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LogiLogi AI薬歴システム特許出願
Generatived
25/4/11 0:00
ロジロジ(茨城県つくば市)は、AI薬歴システムの開発において、実用化の鍵となる「処方連携」「プロンプト構成」「ハルシネーション抑制」という2つの基盤技術の特許を出願した。これらの技術は、薬局や薬剤師のニーズに応じた薬歴作成を支援し、生成AIの課題であるハルシネーションを抑制することで、薬歴の正確性と信頼性を高める。
特許出願された技術は、薬局ごとに文書スタイルやフォーマットを設定し、実際の服薬指導内容のみを生成する機能を持つ。これにより、音声データの認識精度が向上し、患者の主訴と処方薬から副作用を特定するなど、薬歴以外の医療関連文書作成にも寄与する。
発明者である山口洋介氏は、「生成AIが薬剤師の生産性向上に寄与することを予感していた」と述べ、AI薬歴システムに必要な機能を実現するための技術を特許出願したことを明かした。ロジロジは、薬局の実務知識とシステム開発の距離が近いことを強みとし、特許ポートフォリオの構築とデファクトスタンダード化を目指す。
弁理士法人エピファニー特許事務所(東京都中央区)の今村秀世氏は、ロジロジの特許出願に際し、知財面からのサポートを行った。今村氏は、これらの発明が実務上の課題を解決し、業務改 善につながる「実効性のある技術」となると評価し、ロジロジのAI薬歴システムの進化を支援する意向を示した。