マジセミ（東京都）は、少子高齢化による労働力人口の減少が進む中、企業内のナレッジ共有の重要性を強調している。特に、経験豊富なベテラン人材の退職により、企業の知識が失われるリスクが高まっていると指摘。効果的なナレッジ管理システムの必要性を訴えている。

しかし、日本企業は文化的背景や組織構造の影響で、ナレッジ管理が十分に行われていないという。ドキュメント作成には長けているものの、オープンなコミュニケーションやフラットな組織構造が欠けており、知識の共有が進みにくい状況だ。

生成AIの登場により、ナレッジ共有の方法が変わりつつあるとマジセミは説明する。生成AIは大量のデータからパターンや洞察を抽出し、個人の経験や直感を体系化するのに有効だが、誤情報のリスクも指摘されている。AIの適切な管理が重要であると強調している。

同社はナレッジ管理ツール『ONES Wiki』を用いたセミナーを開催し、生成AIを活用したデータ活用とナレッジ共有の手法を紹介する。『ONES Wiki』は、組織内外の知識を創造、共有、活用、保存するツールであり、生成AI『Copilot』を用いた検索機能で、正確かつ関連性の高い情報を提供する。動画コンテンツへの対応も予定されており、ナレッジ管理に課題を感じる企業にとって有益な情報が提供される見込みだ。詳細・参加申込はマジセミのウェブサイトで案内されている。