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エヌアンドエス（滋賀県大津市）は、退職者向けに「AI退職適正診断」を無料で提供開始した。このツールは、退職時の不安を解消し、再就職や副業を通じて収入アップをサポートする自己分析システムだ。匿名化されたデータは、企業の離職率改善策にも役立てられる計画である。

同社は、業界最安水準の2980円で退職代行サービスを提供しており、AI技術の内製化によるコスト削減を実現している。新サービスの公開により、退職後のキャリア支援も一貫して行う体制を整えた。

厚生労働省によると、新卒就職者の約35％が3年以内に離職しており、実質賃金の停滞も問題となっている。エヌアンドエスの新ツールは、28問の設問に答えることで性格特性や興味分野を分析し、退職理由の整理と自分に合った働き方の発見を助ける。

今後、同社は独自の調査を実施し、退職理由や再就職成功率などのデータを分析・公表する予定だ。これにより、退職者と企業の双方にメリットをもたらす社会作りに貢献するとしている。