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ネイピアAI（ロンドン）は、AIを活用したマネーロンダリングとテロリスト資金調達の検知・防止が、グローバル経済の損失を大幅に削減できると発表。同社とGlobalDataが共同で行った「ネイピアAI/AMLインデックス」によると、最大3兆1300億ドルの削減が可能とのこと。

このインデックスは、35の市場を対象に金融犯罪対策の効果をランク付け。北米や北欧、中欧がGDP損失率が低い地域として、またイタリアやチェコ共和国、フィンランドが効率的な対策国として上位に。規制対象企業はAML戦略にAI導入で1380億ドルのコスト削減が見込まれる。

世界のGDPの5%にあたる約5兆2000億ドルがマネーロンダリングによりブラックマーケットへ。特にアラブ首長国連邦とブラジルがGDP損失が高い国として挙げられている。しかし、金融機関はAIツールを用いたコンプライアンス強化で、多額の利益回復と安全対策の強化が可能と指摘。

ネイピアAIのジャネット・バスティマン博士とCEOのグレッグ・ワトソンは、AIがAML戦略に大きな変化をもたらし、コンプライアンスの強化と効率化に寄与すると述べている。同社は金融犯罪防止における技術革新を推進し、150社以上の企業から信頼されるプラットフォームを提供している。