ニールセンIQ（シカゴ）は、人工知能（AI）を活用した2つの新ツールを発表。BASES AIは消費者行動を模倣し、信頼性の高い市場調査を迅速に実施。また、消費財（CPG）業界初の大規模言語モデルを導入し、製品セグメンテーション機能を強化。

同社は、2024年9月19日にAIトレンドに関するパネル講演を行う予定。BASES AIはリアルタイムでのデータアクセスを可能にし、コンセプト分析を10分で実施。CPG企業はこれを利用し、アイデアを迅速に検討できる。

ラモン・メルガレホ氏は、質の高いデータとその活用が市場に大きな変化をもたらすと述べる。NIQは、世界中の消費データと小売業者データを分析し、新たな市場シェアの創出を支援。BASES AIとCPG言語モデルは、同社の製品群に新たに加わったAI搭載ソリューション。

モヒト・カプール氏は、GfKとの統合完了により、クライアント数が増加し、トランザクション分析を強化したと説明。AI予測分析を活用し、消費者の購買行動に関する洞察を提供。NIQは、消費者トレンドを反映したレポートを定期的に発行し、市場機会の捉え方を提案している。