NTTテクノクロス（東京都港区）は、コールセンター向け音声認識AIプロダクト「ForeSight Voice Mining」のクラウド版「ForeSight Voice Mining Cloud」を2024年11月1日より提供開始すると発表した。FSVMは、NTT研究所の技術を用い、コールセンターの応対力向上に貢献している。

同社によると、FSVMのクラウドサービス化により、中小規模のコールセンターでも低コストで導入が可能になる。最短1週間での導入が実現し、初期費用を抑えた運用が行えるという。これまでのオンプレミス版は、大規模センターでの導入実績があるが、設備費用の問題で中小規模センターへの導入が進まなかった背景がある。

「ForeSight Voice Mining Cloud」は、通話内容のリアルタイム音声認識や通話要約、マニュアル表示、通話モニタリング、応対品質評価などの機能を備えている。これにより、オペレーターの対応支援や管理者の業務効率化が図れるとしている。

NTTテクノクロスは、FSVMクラウドサービスに生成AIを活用した追加機能を搭載する予定で、コールセンターの業務効率化や顧客体験の向上に貢献する方針だ。価格については、問い合わせが必要とのこと。