ナンバーワンソリューションズ（東京都目黒区）は、ローカルAIアプリケーション「Microcosm」を10月末にリリースする。このアプリは、PC上でローカルLLMを簡単に利用できるように設計されている。セキュリティを重視し、企業が機密データを外部に漏らすことなく、生成AIシステムを社内で運用できる。

「CEATEC 2024」では、ナンバーワンソリューションズが「Microcosm」のデモを展示する。10月15日から幕張メッセで開催されるこのイベントで、来場者は同社の技術を直接体験できる。また、AIバーチャルヒューマン「i.human」も同時に披露される予定だ。

生成AI市場は急速に成長しており、電子情報技術産業協会（JEITA）によると、日本の市場規模は2030年には約1兆7,774億円に達すると予測されている。政府もAI戦略を推進し、生成AI開発に対する予算を大幅に増やしている。

ナンバーワンソリューションズの「Microcosm」は、高いセキュリティ性、豊富なLLM選択肢、プロンプトやRAGの設定機能を備えている。これにより、企業は自社の情報を活用して、効率的にAIを運用することが可能になる。