オラクル（カリフォルニア州）は、「Oracle Intelligent Data Lake」を「Oracle Data Intelligence Platform」の基本要素として提供すると発表。このプラットフォームは「Oracle Cloud Infrastructure」を基盤に、データウェアハウスやアナリティクス、AIと組み合わせ、企業が多様なデータソースを一元管理できるようにする。新たな「Intelligent Data Lake」の導入により、機能拡張が図られる。

「Intelligent Data Lake」はオープンデータ形式に対応し、統合カタログや「Apache Spark」、「Apache Flink」、そして「Jupyter Notebook」を含む開発者向けエクスペリエンスを提供。これにより、顧客はデータレイクを構築し、リアルタイムデータを活用して分析アプリケーションを拡張できる。また、ロールベースのアクセス制御によりデータ保護が強化される。

T.K. アナンドは、「Oracle Intelligent Data Lake」の追加により、構造化データと非構造化データの統合・分析が可能になり、ビジネスの全体像を把握しやすくなると述べる。顧客はデータ管理を簡素化し、AIと高度なアナリティクスを活用してビジネスを推進できるようになる。

「Oracle Data Intelligence Platform」は、データのシームレスな統合と分析を実現し、例えば小売企業が構造化データと非構造化データを一元化し、AIを活用した分析ダッシュボードを構築できる。これにより、トレンド発見や在庫最適化などに役立てられる。また、生成AI機能やデータ統合の強化、オラクルのポートフォリオとオープンソース標準との統合が主な機能として挙げられる。