Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

東北電力（宮城県仙台市）はゲットワークス（埼玉県さいたま市）およびＧＸテクノロジー（新潟県南魚沼郡湯沢町）と共に、生成AIインフラサービスの新規事業創出に向けて業務提携を発表した。この提携は、東北地方と新潟県での生成AIの普及とGPU需要の増加に対応するためのものである。

GPUの技術進歩により、高性能GPUの利用ニーズが高まっている。これに応えるため、東北電力らはコンテナ型データセンターの設計と運用に関する知見を活かし、柔軟かつ迅速な構築を目指す。コンテナ型データセンターは、従来の建屋型に比べ設計の自由度が高く、短期間での構築が可能であるため注目されている。

今回の業務提携により、東北電力の電気・エネルギーに関する知見、ゲットワークスのコンテナ型データセンター設計とGPUクラウドサービス開発力、ＧＸテクノロジーの運用・保守技術が結集される。これにより、最新GPUを搭載したコンテナ型データセンターによるクラウドサービスの共同開発が進められ、2024年度中のサービス提供開始を目指す。

東北電力は、この提携と株式会社エクサウィザーズとの提携を通じて、地域のDX加速に貢献し、スマート社会の実現を目指す。東北地方と新潟県の生成AI利活用を促進し、地域住民の快適で安全な生活に寄与する計画である。