パーソルキャリア（東京）が運営する「doda」は、ビジネスパーソンと中途採用担当者を対象に「生成AI」の活用状況に関する調査を実施。IT・通信業界での活用が73.0%と最も高く、金融業界も70.7%と続く。未活用企業の約半数が将来の利用を検討していることが明らかになった。

個人の生成AI活用は約2割にとどまるが、転職活動では約3.5割が利用。転職後に活用したいと考える人は半数以上に上る。企業の約9割が、転職活動での生成AI利用を肯定的に捉えている。

「doda」の生成AI関連求人は、2023年4月から2024年6月の間に約24倍に増加。企業の人材ニーズの高まりが伺える。また、転職先として生成AIを活用する企業を好む傾向があり、技術革新に取り組むイメージが強いという結果も出た。

doda編集長は、生成AIの活用が今後さらに広がると指摘。個人のキャリア形成においても、生成AIを活用することで、より生産性の高い課題解決が可能になると述べている。キャリアアドバイザーは、生成AIを活用したキャリアデザインのサポートを提案している。