アルサーガパートナーズ（東京都渋谷区）は、生成AIの研究開発を行う「Arsaga GenerativeAI Lab」を立ち上げた。同社は世界の最新技術を研究し、市場の発展を見据え、新たなビジネスソリューションを創出する意向だ。OpenAIやAzureを活用したサービスが市場をリードする中、GoogleやMetaなども競合し、多様なサービスが提供される時代が到来している。

これまでOpenAIのAPIに注力してきたアルサーガパートナーズは、今後は各社のLLMを研究し、多様な生成AI技術を活用する方針を示した。その一環として「Arsaga GenerativeAI Lab」を設立し、LLMの調査やマルチモーダルRAGの研究などを進めている。また、代表取締役の小俣泰明は、一般社団法人Generative AI Japanの理事に就任し、業界の最先端での活動を強化している。

Arsaga GenerativeAI Labの所長、横溝比呂は、生成AIの進歩が社会に大きな変革をもたらしていると指摘。企業が生成AIを活用しなければ取り残されるリスクがあると警鐘を鳴らし、生成AIと共存する時代において新たな価値を創造するために研究開発に注力する姿勢を示した。アルサーガパートナーズは、法人向けGPTソリューション「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」や日本語特化AIツール「プロンプトパーク」など、生成AIを活用した製品を提供している。