Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

セゾンテクノロジー（東京都港区）は、BtoB企業のマーケティング支援を目的とした「HULFT Square」アプリケーションの提供を6月27日から開始する。このアプリケーションは、データの収集をノーコードで行い、AIを活用して分析することで、新たな洞察を提供する。

改正電気通信事業法の施行やGoogleのサードパーティーCookie廃止の動向を受け、データ品質の向上がマーケティングオートメーション（MA）において重要視されている。しかし、異なるシステム間でのデータ統合は従来、多大な時間を要していた。

アフターコロナにおける顧客行動の変化に対応し、デジタル接点の増加によるデータ量の爆発的増加に対応するため、精密なデータ分析が求められている。アカウントベースドマーケティングへのシフトもあり、オープンデータやサードパーティーデータの活用が不可欠となっている。

「HULFT Square」は、MAツールに企業情報を追加し、e-Stat政府統計データと結合することで、売れる見込みのある顧客層を特定する。例えば、Azure OpenAI Serviceを用いて「自社は情報通信業を主軸としたマルチ事業展開の会社であり、以下のCSVファイルは関東地方における事業別の事業所数と自社が取引している事業所数をまとめたデータだ。新規取引先を開拓する場合、今後自社はどこに力を入れて取引先を増やすべきか具体的に教えてください。」といったプロンプトを送ることで、具体的なアクションプランを導き出すことが可能だ。