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菱洋エレクトロ（東京都中央区）は、シーメンス（ドイツ ミュンヘン）製の「SIMATIC BOX PC製品 BX-35A」の取り扱いを開始すると発表した。製造業界でAIの活用が進む中、同製品はAI導入のハードルを下げることが期待される。菱洋エレクトロはNVIDIA技術を用いたAIシステムの提供に力を入れており、企業のAI活用を支援している。

シーメンスの「SIMATIC BOX PC製品BX-35A」は、NVIDIA Jetson™ Orin™ NXを搭載し、AIに特化した産業用PCとして注目されている。菱洋エレクトロは、NVIDIA Jetson™シリーズの経験を活かし、顧客のハードウェア開発を支援する。シーメンスは製造設備の提供に加え、IoTやAIの活用に向けたハードウェアやソフトウェアも提供している。

シーメンスの産業用PCは、多目的に展開可能であり、さまざまなIT/OT接続方式に対応している。また、省配線や簡単組み込みが可能で、NVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングを使用した高性能AI処理が特徴だ。これにより、製造ラインの応答性や信頼性、効率性、機密性の向上が見込まれる。

今後、菱洋エレクトロはシーメンスと連携し、製造業やスマートシティでのAI導入を検討する企業への支援を進める方針だ。シーメンスの産業用PC「SIMATIC IPC BX-35A」の特長を活かし、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを推進することが期待される。