スーパーマイクロ（カリフォルニア州サンノゼ）は、NVIDIA Blackwellプラットフォームを活用し、液冷データセンターへの移行を加速。同社の液冷ソリューションは、エネルギー効率の高い新しいAIインフラを提供し、エクサスケール・コンピューティングを実現するNVIDIA GB200 NVL72プラットフォームを搭載。第4四半期には本格的な生産が開始される予定。

スーパーマイクロの社長兼CEO、Charles Liang氏は「持続可能なAIコンピューティングの未来を推進する」と述べ、2024年6月以降、2,000台を超える液冷ラックが出荷されたと発表。同社の液冷ソリューションは、NVIDIA Blackwellプラットフォームと連携し、次世代GPUの能力を最大限に引き出す。

スーパーマイクロの4U液冷システムと10U空冷システムは、NVIDIA HGX B200 8 GPUシステムをサポート。新開発のコールド・プレートと高容量CDUにより、GPUとCPUのパフォーマンスを最大化。新しい10U空冷システムは、推論パフォーマンスとトレーニング・パフォーマンスを大幅に向上させる。

同社のSuperCloud Composerソフトウェアは、液冷システムの監視に強力なツールを提供。スーパーマイクロは、AIモデル向けインフラストラクチャの拡張にも注力し、NVIDIAのネットワーク・イノベーションを採用。これにより、データセンターの運用コストの最適化と環境への影響を軽減する。