Ubie（東京都中央区）が開発した「ユビーメディカルナビ 生成AI」が、相澤病院（長野県松本市）での試験導入を開始。医師や看護師、事務スタッフ約80名が文章生成や音声認識機能を用いて業務効率化を図る。甲信越エリアでの初の試みとなる。

相澤病院は、医師の働き方改革に伴い、DX推進やタスクシフトを進めている。今回の「ユビーメディカルナビ 生成AI」導入により、退院サマリー作成などの業務が効率化される見込み。東京都の補助金制度も活用し、AI技術の導入を支援。

「ユビーメディカルナビ 生成AI」は、文章生成・要約、音声・画像認識機能を備え、医療従事者の負担を軽減。院内データの安全な処理や、コンサルタントによる導入から活用までの支援を提供。医療機関の業務効率化と質の向上に貢献する。

相澤病院では、試験導入の成果を踏まえ、生成AIの本導入を検討中。特に国際課では、多言語翻訳機能による外国語診療書類の作成効率化が期待される。今後、医療の質向上と働き方改革を目指す。