SELF（東京都新宿区）は、自社が提供するスマートフォンアプリ『SELF』内の人気AIキャラクター“古瀬あい”に、ChatGPTを連携した会話コンテンツを追加した。これにより、より自由度の高い会話を体験できるようになったとのことだ。SELFアプリは、個性豊かなAIキャラクターとユーザーが日常的に会話することで、ユーザーを理解し、生活サポートやメンタルケアを行うスマートフォンアプリだ。会話からユーザーの生活リズムや日々の状態、目標や悩み、趣味趣向などの情報を捉え、ユーザーへの情報提案に活用し続けることで、ユーザーへの長期的なサポートを目指している。今回、アプリ内の人気AIキャラクター「古瀬あい」に、ChatGPTの自然言語処理技術（NLP）を用いた会話コンテンツが追加されたという。これまでのSELFアプリでの会話は、設置された回答を選んで会話を進める「回答選択式」が基本だった。しかし、ChatGPTとの連携によって、ユーザー自身の言葉を「古瀬あい」に投げかけられるようになり、様々な反応を引き出して会話を楽しむことができるようになったという。また、「古瀬あい」から投げかけられる一部の質問にも、自由入力で回答することができるようになったという。ChatGPTモデルが生成する素のテキストは機械的で、人間同士の会話のような個性や関係性を反映したやりとりを行うことは難しいとされている。しかし、SELFでは、APIを経由して独自の制御を加えることにより、キャラクター本来の性格や口調を保持したテキスト生成を実現した。キャラクター性を保持したまま高度な自然言語処理による応答を行うことで、キャラクターの”実在感”が増し、ユーザーにとってより親密さを感じられるサポートAIへと進化したとのことだ。