ティファナ・ドットコム(大阪)は、近鉄日本橋駅に「AIさくらさん」を導入した。これにより、駅利用の利便性向上と駅係員の業務改善が期待される。AIさくらさんは、2020年2月から主要4駅での実証実験を経て、大阪難波駅にも設置されている。案内やきっぷ情報、観光地、乗換案内など多言語で提供している。

近鉄日本橋駅では、AIさくらさんが新たに実証実験を開始。大阪難波駅と同様のサービスを提供し、アバター接客により駅係員が遠隔で対応することも可能になった。アバター接客は、AI自動応答と遠隔地の駅係員による対応を組み合わせたサービスで、同時通訳機能も搭載している。

西改札口側に駅務室がある近鉄日本橋駅では、アバター接客の導入により、東改札側での案内が効率的に行えるようになった。これにより、駅係員の移動が不要となり、業務負荷の軽減が図られる。設置期間は2024年4月26日からで、営業時間は5:00~23:00となっている。

多言語対応により、日本橋筋商店街やオタロード、黒門市場などの観光スポットに近い近鉄日本橋駅では、訪日外国人観光客への案内もスムーズに行える。自動翻訳を活用した多言語対応で、観光客の不明点にも対応可能だ。AIさくらさんは、企業や自治体のDX推進をサポートし、多くの企業に採用されている。

出典:プレスリリース