テクノロジーソリューションの世界的プロバイダーであるWorld Wide Technology （WWT）は、今後3年間で5億ドルを超える投資を発表した。この投資は、クライアントによる世界的な企業規模での人工知能（AI）ソリューションの導入を促進するためのテクノロジー、インフラストラクチャー、人材に向けられるという。この動きは、WWTが独自に開発したAdvanced Technology Center （ATC）へのこれまでの投資に基づいており、組織が特定のビジネスニーズに合わせてAIアプリケーションを実験、テスト、検証できるラボ環境でその機能を強化するという。

VentureBeatによる最近の調査によると、生成AIの需要は高まっており、半数以上の組織が既にこのテクノロジーを実験している。AIソリューションの導入を促進するために、WWTは2024年初頭までに新しいコンポーザブルAIラボを立ち上げる予定だ。これらのラボは、企業が多額のリソースを投資する前に、カスタムAIソリューションの実験、テスト、開発を支援するように設計されているとのこと。

WWTのATC内にあるAIラボは、大手ハードウェアおよびソフトウェアプロバイダーの最新機器を備えた仮想および物理データセンター環境を提供する。これにより、ITリーダーはAIラボ環境を活用して、AIエクスペリエンスの検証、大規模な言語モデルのテスト、データの検出と分類、脅威の影響のテストなどを行うことができる。このラボは、病院向けのコンピュータービジョン ソリューション、人事部門向けのAIを活用したデータ分析プラットフォーム、電子商取引サイト向けの小売推奨事項の構築など、さまざまな用途に使用できるとのことだ。